夏バテのストレスで脳梗塞のリスク上昇?鬱や恨みにもご注意を!
夏バテで疲れると、気分が落ち込んだり、些細なことで腹が立ったりしてませんか?
高血圧や、喫煙が脳梗塞のリスクを上昇させることは有名ですが、あなたの精神状態が、脳梗塞のリスクを高めている可能性があることが、最近の研究で明らかになりました。
強いストレスや、激しい気分の落ち込み、強い恨みなどは、脳梗塞の原因になるかもしれません。
脳梗塞の前に、軽度の脳梗塞であるTIAについて、前もって説明します。
TIAの説明
一過性脳虚血発作(transient ischemic attacks:以下TIA)は、軽度の脳梗塞です。
そもそも脳梗塞とは、血管の中に、血の塊で血栓が生じ、血管を防いでしまうことで発生します。
TIAは、血栓が生まれはするのですが、24時間以内に、なにもしなくとも自然に解消されるものです。
短くて数秒、長くても数十分で消えると言われています。
TIAが起こると、一時的に上手く体を動かせなかったり、うまく喋れなくなってしまうことがあります。
TIAが、何回も生じると、脳梗塞の原因になり得ますので、十分な注意が必要です。
研究内容
45~84歳の大人約7000人を10年間弱、調査しました。彼らは心臓に疾患を持たず、調査が始まる以前には、脳梗塞やの経験がない人たちです。
彼らには、何の調査か伝えず、アンケートに答える形で、普段の精神状態を答えてもらいました。
内容は、鬱の傾向があるかや、誰かに恨みを抱いているとか、ストレスが大きくかかっているかなどです。ほかの設問もありました。
結果として、以下のように、脳梗塞とTIAのリスクが上昇していました。
鬱気味だった人たちは、健康な精神状態の人に比べ86%、ストレス状態の人は59%、誰かに恨みを持っている人は2倍ほど上昇したそうです。
※今回の実験結果は、あくまでもアンケートから答えのみを純粋にデータとしています。被験者それぞれの、肉体的な健康度は全く考慮に入れておりません。
しかし、このような傾向が見られたことは、これからの脳梗塞やTIAの研究のすそ野を大きく広げてくれるのではないでしょうか。
肉体が精神に及ぼす影響は大きくないけれども、精神が肉体に及ぼす影響が大きいですからね。
また、今回の実験結果からは、「怒り」は脳梗塞やTIAと関わらないという結果が出たそうです。
怒りと、恨みは似ているようですが、恨みのほうがネガティブ感が強い気がしませんか?
詳しいアンケートの設問はわかりませんが、誰かを恨んでいる人は少ない気がします。
まとめ
血液をサラサラにしようとしたり、健康的なものを適量に食べたりすることも重要ですが、それだけに気を取られてはいけないようですね。
心が穏やかだと、病気も悪さしないイメージが何となくできます。
病は気から。
この言葉の意味とは少し違うかもしれませんが、読んで字の通り、気持ちをネガティブな状態に常に置くのはよくなさそうです。
「気分が落ち込むと脳梗塞の危険性が高まるの?あーやばい落ち込んでしまっている・・・」と考えるのは止めましょう。逆効果です。
これを機に何かで滅入っていたら、別のことを考えるように気を付けましょう!
この記事は、HealthDayの「Stress, Depression May Boost Stroke Risk, Study Finds」を参考にさせていただきました。
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