インスリン注射が痛いのはもう終わり?パッチで済む可能性
糖尿病患者には1型と2型の患者さんがいらっしゃいます。1型の患者さんは自分の身体でインスリンを作ることができないので、注射などで摂取する必要があります。注射なので痛みを伴いますが、これをパッチで補える可能性が出てきました。
子供に多い1型の糖尿病ですから、痛いとスムーズに注射が済まない場合もあるでしょう。ひどい時には、注射を過度に怖がってしまい注射できないなんてこともあるかもしれません。そんな問題を解決してくれる優れものの研究が進んでいます。
Smart insulin patch
そのまま読むとスマートインスリンパッチ。注射に代わって、このパッチを押し付けるだけですので痛みはありません。この研究の素晴らしいところは、このパッチが高血糖になると、自動的にパッチの表面(皮膚に接している部分)に含まれるインスリンが放出されるところです。
つまり、採血することなく、痛みなく、必要量のインスリンを補うことができるのです。
なぜ、そんなことが可能なのかというと、細胞が高血糖の時にどのような働きをするかを調べていくうちに判明したそうです。高血糖になると、血中のブドウ糖が、パッチの表面に届きます。すると、パッチ表面の人工的な膜が破れ、インスリンを血中に送ってくれるのです。
この一つのパッチで、面倒で痛い作業を一回で終えることができる可能性が示唆されています。
また血糖値をしっかり計らず、間違った量のインスリンを投与してしまうと、最悪の場合、失明や四肢の切断の可能性があります。そういったことを防ぐ意味でも、今回の研究は非常に有意義なものに違いありません。
さらに、こちらのパッチは生物由来の素材で作られており、毒性の物質を含んでいません。安全面にも、しっかり配慮されています。
血糖値を測ったり、インスリンを打ったりする手間が、ほとんど省けるようになれば、糖尿病患者にとっては非常にありがたい研究ですね。
まとめ
2015年段階では、まだ研究の段階であり、実用までは至っていません。しかし、これからも1型の糖尿病の患者は増える見込みらしいので、近い将来に画期的な衣料品として登場することを祈りましょう。
関連記事一覧
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
ゼンデイヤ、J.Loご指名デザイナー石油王のひ孫オーガスト・ゲディって誰?
©gaytimes.co.uk J.Lo、ゼンデイヤ、レイチェル・マクアダムス…若干25歳にしてハリウッドAリストセレブから指名され…
孤児院では殴られてばかり、愛してるって今更言われてもどうでもいい…ルーマニア独裁政権悲劇の遺産
©theatlantic.com 『ようこそ『ルーマニア』へ』 米コロラド州デンバー郊外の邸宅に住むイシドル・ラックル('20年現在…
『がんばれ!田中みのるくん』石塚大介がイケメン杉・東京福岡個展も!
インスタで約14万のフォロワーを持つギャク漫画家の石塚大介さん(28)が、 '20年10月23日~25日『ギャラリーうえまち』( 近鉄なん…
【ビフォーアフター】戦争で生き別れた3兄弟、90年後に再会して写真撮影?
©borepanda.com 先の大戦で生き別れになった3兄弟。ネットという名の文明の力でお互いの生存が判り、90年後に再会し、3人…
この記事へのコメントはありません。