喫煙が精神状態にも影響を?タバコが精神を蝕む可能性
喫煙が、身体的に大きな影響があることは周知の事実かもしれません。肺機能の低下や、口内や咽頭の炎症につながるリスクがあります。タバコのパッケージにも、危険性は訴えられています。しかし、ある研究では、精神に影響を及ぼす可能性が示唆されました。その研究について、ご紹介したいと思います。
タバコと精神に関する影響は、あまり議論されていない気がします。その点について、ロンドンのキング大学が、ある研究結果を出していました。
研究結果
この研究では、1万5千人の喫煙者と、27万3千人の非喫煙者のデータに基づいています。
精神疾患を初めて患う人々は、喫煙者である確率が非喫煙者に比べて3倍ほどになることがわかりました。
さらに、常習的に喫煙している人々はそうでない人に比べて、精神疾患を若いうちに患いやすいことを示していました。
これは、精神を安定させるために、喫煙をしている人々がいることが原因と考えられています。
詳しい研究結果はここでは触れられていませんでしたが、以下のことが考えられます。
タバコに含まれるニコチンが、精神に影響を与えるドーパミンを無理に放出させ、その後のドーパミン生産などに悪影響を出す可能性を示唆しました。
簡単に言ってしまえば、一時的な快楽を得る代わりに、その後の健康状態を損ねる可能性があるということです。
一時的に脳が喜んでいても、その後の精神が安定しなくなるという状態になってしまいます。そして、それを補うために喫煙をする…
という悪循環に陥ってしまうことは、十分に考えられます。
まとめ
ドーパミンは、脳の報酬機関などに関わる化学物質であり、本来は何かを達成したり喜びを感じたときに放出されます。これを、喫煙により発生させると、その後に脳に無理が生じるのは、想像に難しくないと思います。
今回の研究結果は仮説程度のものでしたが、喫煙が精神に影響を与える可能性があることを知っておくことは、その後の人生のためになるかもしれません。
関連記事一覧
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
ゼンデイヤ、J.Loご指名デザイナー石油王のひ孫オーガスト・ゲディって誰?
©gaytimes.co.uk J.Lo、ゼンデイヤ、レイチェル・マクアダムス…若干25歳にしてハリウッドAリストセレブから指名され…
孤児院では殴られてばかり、愛してるって今更言われてもどうでもいい…ルーマニア独裁政権悲劇の遺産
©theatlantic.com 『ようこそ『ルーマニア』へ』 米コロラド州デンバー郊外の邸宅に住むイシドル・ラックル('20年現在…
『がんばれ!田中みのるくん』石塚大介がイケメン杉・東京福岡個展も!
インスタで約14万のフォロワーを持つギャク漫画家の石塚大介さん(28)が、 '20年10月23日~25日『ギャラリーうえまち』( 近鉄なん…
【ビフォーアフター】戦争で生き別れた3兄弟、90年後に再会して写真撮影?
©borepanda.com 先の大戦で生き別れになった3兄弟。ネットという名の文明の力でお互いの生存が判り、90年後に再会し、3人…
この記事へのコメントはありません。