2015年5月29日午前10時ごろ、鹿児島県の口永良部島が噴火しました。非常に大きな噴火であり、近隣の住民に避難指示が出ています。屋久島に非常に近い島であり、9000mまで黒煙が上っていることから、屋久島への影響が気になりました。どの程度の影響があるのかなどについて、お伝えしていきますね。

　人口110名ほどの島である口永良部島。住民の皆さんに被害が出ないことを祈るばかりです。今回は屋久島への影響を、気象庁の降灰予想などから推測してみたいと思います。屋久杉のために、屋久島を訪れる方などにとっては気になる情報ではないでしょうか。

　降灰予想

気象庁より引用

 　こちらに記されている時間は全て、2015年5月29日の時刻を表しています。

【多　　量】【 1mm以上】火山灰がまきあげられ視界不良となり地面は完全に覆われる【外出を控える】

【やや多量】【0.1 – 1mm】火山灰が降っているのが明らかにわかり路面表示は見えにくくなる【注意】

【少　　量】【0.1mm未満】火山灰が降っているのがようやくわかり地面にうっすら積もる

気象庁より引用

 　多量の降灰が予想されるのは口永良部島のみとなっていますが、やや多量の降灰が予想される地域ではマスクや傘などで降灰を防ぐべきです。

　とりあえず、多量の降灰が屋久島に届くことはなさそうですが、場所によってはやや多量の降灰が予想されます。

　この降灰が屋久島の屋久杉にどのくらい影響するのか気になりますね。屋久杉である縄文杉がどこにあるか確認してみましょう。

　少し微妙なところですが、先ほどの地図と比較すると、やや多量の降灰が屋久杉に直撃することはなさそうですね。少量の降灰、または気象庁の予想が外れればやや多量の降灰が考えられます。

　ただ、屋久島の西部から南西部には、やや多量の降灰が予想されますので、もしこの地域に該当する方がいらっしゃいましたら、降灰に注意すべきでしょう。

　しかし、多量の降灰ではなく、外出を控えるレベルでもないはずですので、過度な心配は必要ないかもしれません。それでも、降灰の影響で運転中などに視界が悪く恐れなどもありますので、運転する際は十分に注意して運転しましょう。

　そして、今後の火山活動からも目を離さないようにしたほうがよさそうです。

　まとめ

　 口永良部島の全住民に避難指示が出ていますし、噴火警戒レベルも最大ですので、今回の噴火は非常に大きいものです。

　今調べた限りでは、膨大な量の降灰が屋久島に影響することはなさそうでした。屋久島の西部や南西部には比較的多い降灰があるかもしれません。それでも今後に関わる重大な降灰には繋がりにくいはずです。今回の口永良部島の被害などが早く収まり、屋久島の綺麗な自然がずっと見られることを願っています。