東京五輪詐欺の巧妙な手口とは?被害と対策について!
10年ほど前、オレオレ詐欺が世間を騒がせましたが、また新しい詐欺方法で被害が出ています。
その名も、東京五輪(オリンピック)詐欺。
2020年開催の東京オリンピックにかこつけて、ボロい儲け話をもちかけてくるそうです。
そんなのに引っかかるかよ!と思うあなた!
どんな手口か知っておくだけでも、いざというとき冷静に対処できると思います!
東京五輪詐欺の手口とは?
東京五輪が盛り上げることは間違いないですよね。
これを利用した詐欺の方法は、複数の人が関与する劇団詐欺の手口が非常に多いんです。
どのような例があるか、実例をもとにみていきましょう。
オリンピックのSS席買います!
実在する旅行会社を名乗る男Aから電話が来て、「B旅行会社のハガキで、オリンピックのSS席に関するハガキが来ていませんか?」と電話が来る。
何のことかわからない旨を伝えると、一度電話は切れる。
数日後、実際にB旅行会社の名前で、オリンピックのSS席を12万5千円で購入しませんか?という内容のハガキが実際に来る。
すると、また男Aから電話が来て、「そのオリンピックSS席を45万円ほどで買わせていただきたいのですが…」と持ちかけられる。
45万円を得るために、12万5千円を一度払って一度チケットを得る必要があり、12万5千を郵送するも、SS席は届かず…
この転売が上手く行けば、30万円以上得することができました
もちろん、すべて嘘。
東京都はチケットなど現在販売していなく、勝手に実在する旅行会社の名前を使っていただけなのです。
社債購入権を譲ってくれませんか?
不動産業を名乗る会社から、あるパンフレットが送付される。
その内容は、東京五輪開催のための用地買収をするので、社債を1口10万円で購入しないかと持ちかけてくる。
東京五輪のインフラに関わるので、会社の株価は間違いなく上がると誘ってくるのだ。
ここでお金を払う人は少ないかもしれないが、ここで一工夫入れてくるのがこの詐欺の怖いところ。
そこに、別の事業者から連絡が来ます。
事業者A「その社債購入権を譲ってくれませんか?(おそらく、この段階で何らかのメリットが、消費者に提示されている)」
社債購入権をその事業者に譲ると、後日に警察を名乗る人から連絡がきます!!
警察「事業者Aさんが逮捕されました。この犯罪の責任は社債購入権を譲ったあなたにもあります。この被害額は3000万円に及ぶため、あなたの財産を差し押さえます。」と言われる。
すると、また別の弁護士を名乗る人から、連絡が来る。
弁護士「3000万円の1割にあたる300万円を支払わないと、財産を差し押さえられてしまいます。すぐに300万円用意できませんか?」という内容だ。
これら社債購入を持ちかけてきた会社、事業主、警察、弁護士すべて詐欺師。
パンフレットの作成などもするあたり、とても手が込んでいますよね。
ほかにも、まだまだ東京五輪に関する詐欺方法はありますが、どれも東京五輪に関して、儲け話をもってくることがほとんどです。
絶対に儲かる、間違いなく儲けられる、損をするはずがない、などは詐欺師の常套句ですので、気を付けましょう。
被害額は?
1億円にものぼる…と言われています。
消費者センターに寄せられた相談件数も2500件を超えているそうですが、これからもっと増えそうです。
対策について
東京五輪詐欺は、お金儲けられるから一緒に儲けませんか?と提案してきます。
お金が欲しいのは誰でもそうかもしれませんが、油断して相手に乗ってしまうと、警察や弁護士が出てきて混乱してしまうはずです。
お金欲しさに自分がやったことなので、周りに相談しづらく、結果的にお金をだまし取られてしまうケースが多いと思います。
楽してお金を儲ける方法なんてない!!
月並みですが、これを今一度覚えておきましょう!
ましてや、赤の他人から儲け話をもってくるなんてことは、普通あり得ないですからね。(かと言って知人にも騙されないように!)
さらに、詐欺師は「あなただけ」「今だけ」「期間限定で」などと説明し、すぐに支払うように仕向けてきますので、その際はしっかり疑いましょう!
また、こうやってこの記事を読んでいるあなたは、東京五輪に関する詐欺があることを知ったはずです。
是非とも、周りの高齢者の方などに教えてあげて、知り合いが騙されないようにあらかじめ教えてあげましょう!
まとめ
詐欺も巧妙化し、現金振り込みから、直接手渡したり、レターパックなどで郵送させる手段も増えてきました。
個人的には、複数である特定の人を騙す、というのが、騙されやすいところだと思います。
最初から相手の話を聞かなければ何も起きませんが、相手に乗せられていろんな人が登場すると、嘘も本当に聞こえてしまうんでしょう。
ですから、怪しいと思ったら一旦落ち着いて、事実関係を確認しましょう。
詐欺師は有名企業などの名前を出してくることが多いので、心配ならば直接その企業に電話するなどの対応もいいと思います。
ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。
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