現在、西日本を中心に被害を出している台風19号。

　今夜（10月13日）から明日にかけて、関東や東北地域を襲う見込みです。

　一時期に比べ、勢力が弱まった台風19号ではありますが、依然警戒が必要な勢力なので、3時間ごとの予想推移をお伝えします。

　10月13日19時現在では、台風19号は四国の東端、鳴門市あたりに中心が位置しています。

　現在の中心気圧は980hPa。

　それほど強い台風ではないように感じるかもしれませんが、あなどってはいけません。

　気象庁によると、瞬間最大風速は秒速40m。

　最大風速は秒速30mにもなります。

　風速30mがどのくらいのレベルなのか、東京大学の教授がわかりやすく教えてくれていたので紹介します。

30m/ｓ

雨戸または屋根が飛ばされることがある。しっかりしていない家が倒れる。電柱が倒れることがある。

(引用：東京大学大学院情報学環・学際情報学府 廣井研究室)

　とあります。

　電柱が倒れたら一大事ですよね？

　「どうせ今騒いでいるだけだろ」と思うかもしれませんが、事が起きてからでは遅いので、現段階から注意して台風情報に耳を傾けましょう。

　では、気象庁と、米軍の3時間ごとの予想推移を見ていきたいと思います。

　気象庁予想

気象庁 HP 台風情報 より引用

　気象庁の予想では、北関東を14日の午前中、早い段階で通過し、14日午前6時には、宮城県の石巻に到達している予想。

　ここまで速いスピードで進めば、関東の通勤ラッシュの時間帯には、ぶつからないかもしれませんね。

　この進路予想なら、寝ている間に、太平洋に飛び出してくれそうですが、米軍の予想とは全く異なりました。

　米軍予想を見てみましょう。

　米軍予想

JTWCより引用

　図をパッと見ただけではわかりづらいかもしれませんが、気象庁の予想よりも、だいぶ遅く進んでいるんです。

　長野県あたりに、13/18Zと書かれているのは、世界標準時間での位置を示していて、13は日にち、18が時間です。

　これを日本時間に直すと、9時間足す計算になります。

　つまり、14日の午前6時に、長野県あたりに、台風19号が位置している予想です。

　気象庁の予想では、この時間には東北にある宮城県の石巻市あたりに台風19号がいる予想を出していました。

　どちらが正しいのかは、結果が出るまで分かりませんが、

　「関東には、何時何分に来る」という、断定めいたことは何一ついえそうにありません。

　まとめ

　結局何時に来るかわからないじゃないか！

　という声が聞こえてきそうですが、仰る通りです<(_ _)>

　ただ、今回の台風は、非常に強いとはいかないまでも、十分に強い勢力で日本を縦断しています。

　西日本でも、JRの運休を発表していたり、栃木県では、登校時間を遅らせるなどの事前の対策をしています。

　冒頭にもお伝えした通り、最大風速30m/sで、日本を縦断していく予想です。

　現段階から、台風の勢力が弱まる予報を、気象庁は出していません。

　関東や東北に、風速30mの勢力で迫るかもしれないんです。

　電柱が倒れるかもしれない暴風、大雨による河川の増水、土砂崩れなども十分に考えられます。

　私が伝えたいことは、「勝手に判断しないで、逐一気象庁や、台風情報に意識を向けておくべき」ということです。

　現段階で、関東や東北では、まだ軽い雨風だけかもしれませんが、ここから状況がどのように変化するかはわかりません。

　いつ台風が来てもいいように、今から出来る準備と心構えだけはしておくようにしましょう。

　今回はこの辺で！

　ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。