ニュースでプール熱なるものが流行り、タオルを通しても感染する、などの報道を見ました。

　私の知見が狭いからか、プール熱というものについて全く知らなかったので、プール熱について、少し詳しく調べてみました。

　やはり子供がいる親御さんなどでは、我が子がもしプール熱に感染したときのことや、予防の方法なども気になると思うので、その辺まで広げて紹介したいと思います。

　プール熱とは

　簡単に紹介している分がありましたので、引用させていただきますm(__)m

　医学用語では［咽頭結膜熱］といいます。アデノウイルスという微生物が、接触感染によって人の体に寄生し、 ノドの痛み、結膜炎、高熱を発します。プールを介して感染し流行することが多いので［プール熱］と呼ばれます。感染から発症までの潜伏期間は、約５～６日 といわれます。

 (健康情報館より引用)

　あとで紹介しますが、アデノウイルスにより引き起こされる症状の一つがプール熱です。

　接触感染とありますが、人の粘膜を通して人体に入り込みます。

　口や鼻、目などは粘膜ですので、プールに行ったときにそういった粘膜がウイルスに曝されることで、感染する人が多いんですね。

　そういった理由でプール熱という名がついたみたいです。

　子供の症状

　主な症状としては、

38℃~40℃ほどの高熱

喉の腫れや痛み

目の充血や痛み

　などです。ほかにも、風邪の諸症状である、頭痛や下痢、嘔吐なども挙げられます。

　仮にお子さんがプール熱(咽頭結膜熱)に感染してしまった場合は、療養して健康になってから二日間の登校禁止になります。

　これは感染力が非常に高く、くしゃみや咳、また接触したあとに粘膜（ウィルスに触れた手で目をこするなど）に触れることでも感染のきっかけとなります。

　予防の王道ですが、手洗いとうがい。

　また徹底するなら、以下の方法も有効。

リネン類は、85℃10分間以上の洗濯、または水洗後に次亜塩素酸ナトリウム0.1%での消毒。

(via wikipedia)

　という方法もありますね。

　親御さんはくれぐれも、プール熱のお子さん、またそれを疑われるお子さん(潜伏期間の間、または治りたて)のタオルを一緒に使うなどということはせず、慎重に扱いましょう！

　潜伏期間が長いことも、集団的に発症する原因の一つかもしれませんね。

　子供はまだ内臓などがしっかりと出来上がっていないので、体調をいくら整えても発症してしまうことがあるかもしれません。

　しかし、大人になると過労や不摂生などが原因で不健康な生活を送っていると、大人でもかかってしまうことがあります。

　大人の場合は、喉の腫れや痛みが、顕著な症状であることが多いそうです。

　子供だけの病気と考えずに、しっかりと健康的な生活を送って、予防していきましょう！

　ちなみに、今は設置しているところが減ってきていますが、プールから上がる際に目を洗う蛇口の存在を知っている人はいるでしょうか？

　上に水が飛び出す、逆さの蛇口のようなものです。

　あれは、プールに含まれる塩素成分などを洗い流す目的で設置されていましたが、目に強い水圧をかけると、本来備わっている眼の保護機能を傷つけてしまう可能性があります。

　目に異物が混入した場合には友好的な目を洗うという方法ですが、勢いよくあてると目の保護機能を傷つけ、より感染症などに罹りやすくなってしまう場合もありますので、注意が必要です。

　よく目を洗うという予防法もありますが、目そのものを傷つけかねないので覚えておきましょう！！

　アデノウイルスについて

　現在50種類ほど確認されており、人に感染するとさまざまな症状を引き起こします。

　プール熱、肺炎や結膜炎、膀胱炎など、それぞれのウィルスの型によって、現れる症状が違います。

　先ほども紹介しましたが、塩素系の消毒には弱いですが、アルコール消毒だけだと不十分な場合があることも頭に入れておきましょう。

　予防法にもつながりますが、気をつけたいのは、ドアノブや手すりなどからでも感染する可能性が十分にあること！

　そういった意味でも、帰ってからの手洗いは更に重要になってくるはずです(^^)/

　また、施設関係者の人などは、塩素系のものでドアノブなどを消毒することも、感染流行を防ぐ手立てとなります。

　まとめ

　思ったよりも厄介な病気でしたね(^^;

　基本的には、治ってから２日間は出席停止ということは知りませんでした。

　インフルエンザなどと同じような扱いってことは、感染力ももちろんそうですが、症状が悪化した場合のことなども考えているのでしょう。

　子供が幼い場合には、免疫力が弱く、軽い症状だけで済まないこともありますので、早くお医者さんにかかるようにするべきですね。

　ウイルスだけを撲滅する薬などはありませんので、治療法は対症療法を続けることでウィルスを倒し、体外に放出させるだけです。

　高熱やのどの痛み、目の充血などの症状が出た場合には、プール熱を疑い、しっかりとした知識で落ち着いて対処しましょう！！

　また、夏に流行るものとして、夏風邪がありますよね？

　夏風邪にかかわって、ヘルパンギーナという病気についても紹介していますので、よろしければ見ていただければと思います！