wikipediaより 画像を引用

　日本国内には、人の手の届くところに生える毒キノコが案外あります。

　その中でも、危険性が高いカエンタケ。

　たまに、局所的に発生し、被害者を出すカエンタケの症状や毒性について、調べてみました。

　大学で、毒キノコを使った実験とかもやることがあるんで、カエンタケがどんなものか結構気になってます。

　どーも、akiraです。

　カエンタケは、毒性が強く、触っただけでも皮膚炎を起こす可能性があるので、見つけても触らないように！

　詳しく説明していきますねー

　毒性と症状について

　専門的な話ですが、カエンタケに含まれる毒素は、「トリコテセン類」という種類の物質が6種類含まれていることが確認されています。

　これら6つがそれぞれ毒性を持っているため、誤って食べてしまうと、とんでもないことになってしまいます。

　一口食べただけで、亡くなった方もいるほどの猛毒ですし、口に入れると口内がひどい口内炎になった、という体験談もあるほどです。

　症状は多岐にわたります。

　下痢、嘔吐、腹痛、高熱、毛髪が抜け落ちる、

　脳の委縮、運動機能障害、言語障害、白血球の減少、呼吸困難などが挙げられます。

　もし口にして助かったとしても、その後の後遺症が残る危険性も非常に高いです。

　とくに、運動機能障害や言語障害が起こると、とても大きな障害になるはずですので、絶対に口にしないでください。

　万が一、カエンタケに触ってしまった場合は、毒素は水に溶けにくいため石鹸で洗い流してください。

　石鹸に含まれる界面活性剤が働いて、毒と一緒に流れていきますので。

　昔は数が少ない猛毒だったらしいのですが、最近は各地で大量発生するケースもあるようです。

　もし見つけた場合は、決して触らないようにしましょう。

　軍手をしているから、と言う状態でも、軍手に毒素が残る可能性もありますので、同様に触らないように！

　発生時期は、夏から秋にかけてが多く、割と日本各地で見つかっています。

　色は、赤っぽいモノからオレンジ色っぽいものまであります。

　また、似たキノコとして、ベニナギナタタケがあります。

　ちょっと画像で比べてみますね。

　最初がカエンタケで、次がベニナギナタタケです。

カエンタケ

厚生労働省HPから引用

ベニナギナタタケ

岐阜のきのこ図鑑 HPより引用

　確かに似ていますね(^_^;)

　素人の方は、とにかく赤いキノコを見たら近づかないことを心がけましょう！

　そして、カエンタケかな？と思ったら近くの保健所に連絡してくれると、その近辺に

　「カエンタケに気を付けましょう！」

　といった連絡が回るはずです。

　そうすることで、被害者が減ることに繋がるので、保健所への連絡も覚えておきましょう。

　まとめ

　カエンタケは、非常に強力な毒を持った毒キノコで、触っただけでも皮膚炎になり得ます。

　また、誤って食べてしまうと、恐ろしい症状が発生し、後遺症に発展する可能性が高いです。

　かなり危ないキノコということが、お分かりいただけたと思います。

　たまに山に行くと、真っ白なキノコがあったり、硬いキノコ？のようなものがあったりして、発見がたくさんありますよね。

　キノコや植物は、人間の生活を良くしてくれるモノもたくさんありますが、同様に危険なものも多いです。

　知識がない場合は、慎重に行動し、熟練者やガイドの人と一緒に行くようにすべきですね＾＾

　山や林に行く際には、十分気を付けてください！

　今回はこの辺で。

　ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。