マダニが運ぶ感染症のSFTSとは?潜伏期間や予防法を紹介!
マダニによる感染症への予防を、各都道府県が呼びかけています。
マダニが媒介する感染症は複数ありますが、その中でもSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、亡くなった方もいる危険な感染症です。
夏休みでアウトドアに出掛ける方々への予防法や、もしマダニに刺されたら?どうするかなどの対処法や潜伏期間などを紹介していきますねー^^
地元は北海道、まだ人へのマダニによるSFTSの感染例は報告されていませんが、SFTSを持ったマダニがいることは報告されているみたいなので、心配しています。
どーも、akiraです。
アウトドアは、心も体も開放的になることが多いはずです。
しかし、そういった場所に、マダニの危険は潜んでいます。
マダニの予防法は?そもそもSFTSって?などの部分を紹介していきますねー
SFTSって?
SFTSは2011年に中国の研究者らによって発表されたブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスによるダニ媒介性感染症である。 2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに罹患していたことが初めて報告され、それ以降他にもSFTS患者が確認されるようになった。 SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。
(中略)
感染経路はマダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心だが、血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されている。治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはない。
国立感染症研究所より引用
潜伏期間は、6日~2週間ほどだそうです。
決して短くはありませんので、忘れたころにやってきそうな予感。
さらに、一般的な症状の多くだと、夏風邪と勘違いしてしまいそうな症状ばかりですね。
夏風邪に関連して、夏風邪だと思ったら高熱が! 大人でもかかるヘルパンギーナとは? の記事もありますので、よろしければご覧ください^^
外に出かけてから10日前後のうちに、発熱+おなかの調子が悪くなったら、早めに病院にいってみましょう。(ただの風邪だったとしても、お医者さんに診てもらった方が、早く治るはずですね(^_^;))
日本での感染は2013年と新しく、いまのところ西日本を中心に感染者がいます。
このマダニが媒介する新しいウイルスは、まだ流行し始めで、多くの感染者がいるわけではありません。
また、万が一、感染した方と近くにいても、粘膜が触れ合ったり、相手の血液がこちらに触れあわない限りは、感染しません。
人から人への爆発的な感染はほとんどありえないようですね。
なによりも、SFTSの一番怖いところが、感染して亡くなってしまう確率が、6~30%ほどあること。
まだ、新しいウイルスなので、少し幅がある確率ですが、決して低いとあなどれない数字だと思います。
けれども、あまり過敏に、森や草原へ行くことを恐れる必要はないでしょう。
すべてのマダニがSFTSを持っているわけではありませんし、予防法も難しくはないです。
2013年1月1日から、2014年7月30日までに、全国合わせてSFTSが報告された件数は、合計で85件です。
新しいウイルスですので、これからどうなるかはわかりませんが、ちゃんと予防をして出かける分には大丈夫だと思います。
予防法は?
マダニは、ハーラー器官という特殊な器官をもち、動物の吐く二酸化炭素や、物理的振動などを感知し、動物に飛び乗ります。
もし飛び乗られても、刺されなきゃいいんです。
ということで、肌をできる限り隠しましょう!
長袖長ズボン、しっかりとした靴!
半そで半ズボン、サンダルやクロックスはNGですね。(自然が多いところだと、ほかの虫もたくさんいるので、この服装は止めましょう。)
虫よけスプレーは?と考える方もいるでしょうが、いまのところ日本国内でマダニ用の虫よけスプレーは販売されていません。
しかし、日本で販売されているツツガムシ用の虫よけスプレーに一定の効果があることも報告されていますので、注意深い方は使ってみてもいいでしょう。
マダニの特徴の一つに、吸血している時間が長いことが挙げられます。
かなり長く、数日から長いものは10日以上吸血し続けます。
なので、アウトドアに行ったあと、お風呂場などで、マダニが付着していないか少し調べてみましょう。
屋内に持ち込まないために、マダニが多い場所にいったあとは、服にマダニが付いていないか調べるのも、効果的でしょう。
もし服についていたら、素手で取ろうとせずに、ガムテープなどで取り除きましょう。(衣服についている場合限定!)
犬の散歩などで付着する場合もあるそうなので、ペットの皮膚にも少し気を配ることも予防法の一つですね。
もしマダニに刺されてしまったら?
マダニが皮膚に付着しているのを見たら、慌てずに、皮膚科などで取り除いてもらいましょう。
その際に、これからどうすればいいかなどの話を聞けるメリットもありますし。
自分で取ろうとすると、ダニの歯のようなものが残ってしまう可能性があるので、おススメはできませんね。
とりあえずは、体調に心配しながら、少し様子を見ましょう。
前述ですが、すべてのマダニが感染症を持っているわけではないからです。
まとめ
SFTSは、初期症状が風邪などと似ていますが、その後の危険性が全く違います。
小さなマダニですが、命の危険もあるのか、と認識していただき、森や草原など自然が多いところに行くときは、しっかりと予防をしていきましょう。
私も、アウトドアは好きですね。
緑がたくさんあって、空気が綺麗だと、かなりリラックスできます。
十分な予防をして、自然をこれからも満喫していきたいです^^
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