エボラ出血熱の感染経路や潜伏期間は?日本で感染拡大は?
エボラ出血熱が、西アフリカで爆発的に感染を広げ、世界的に注目されています。
日本が心配するのも例外ではなく、外国へ渡航される方に注意を呼びかけていますね。
しかし、日本にわたる可能性も0ではありません。
そこで感染経路や潜伏期間を紹介し、日本での感染拡大の可能性を考えてみました!
エボラ出血熱って?
感染すると、発熱、出血を伴い、命の危険に関わる感染病です。
詳しくは、厚生労働省 エボラ出血熱Q&A をご覧いただければ、おおよその疑問を解決できると思います。
もともとは、コウモリが持っている’エボラウイルス’が原因で起こる病気。
コウモリはこのウイルスを持っていても、影響がありません。
関連記事として、こちらもよろしければご覧ください。
感染経路
血液や体液、排せつ物やウイルスを持った人、動物(遺体を含む)に直接触れることで感染する。
西アフリカでは野生動物の肉を食べる習慣があります。
この野生動物には、エボラウイルスを持っているかもしれないコウモリなども含まれ、コウモリに吸血されたサルなども含まれます。
どちらもエボラウイルスを持っている可能性があり、十分な処理をせずに食べると、エボラウイルスを取り込むことになります。
十分な加熱をすれば、エボラウイルスは感染できなくなりますが、加熱が不十分だと非常に危険です。
食べ物を介しての感染する経路が、西アフリカでの爆発的なエボラ出血熱の感染の発端だとも考えられています。
潜伏期間は?
通常は、約7日ほどと考えられています。
しかし、最短で48時間、最大で3週間と、非常にムラのある潜伏期間になっています。
この理由は明らかではありませんが、非常に厄介な潜伏期間ですよね…
仮に、外国で感染したとしても、その時は何ともなく、日本に帰国してから発症することは十分にあり得ます。
ですので、海外(特にエボラウイルスがある危険性がある場所)に行く場合は、さきほどの感染経路のことをしっかり頭に入れましょう。
日本で感染拡大しそう?
個人的には旅行客の日本人が、エボラ出血熱を日本に持ち込んだとしても、爆発的に感染が広がる可能性は少ないと思います。
理由は二つ。
・日本が医療先進国だから。
・感染経路が空気感染ではなく、血液や体液を介して感染するから。
まず初めに、お伝えした通り、エボラ出血熱が非常に恐ろしい疫病であることは間違いありません。
決して軽視してはいけませんし、もし発症すれば命の危険性があります。
それでも、日本国内で爆発的に感染が拡大しないと思う理由を述べたいと思います。
医療先進国の日本
仮に感染してしまい、病院に行けば、その患者さんはしっかりと隔離されるはずです。
その患者との体液や血液と触れ合わなければ、感染しません。
また、医療的に恵まれた日本では、注射針の使い回しはあり得ませんし、衛生面でも非常にクリーンです。
これは西アフリカと日本の食生活の違いや生活習慣などをイメージしていただければ、なんとなくわかるのではないでしょうか?
私が、日本の医療現場に信頼を置きすぎているだけかもしれませんが、個人的に医療現場で感染が広がることは少ないと思います。
また感染した方がもし亡くなってしまったら、感染した遺体の処理も日本の医療機関では適切に行うはずです。
次の「感染経路が直接的だから」にも関わりますが、西アフリカの場合ですと、しっかり遺体を処理するのが困難な状況です。
感染経路が直接的
潜伏期間中だと、感染は今のところ報告されおらず、発病してから感染力が爆発すると考えられています。
体調が悪い人には、基本的にはあまり近づきませんよね?
また、今これだけ話題になっているため、国外から帰ってきた方が体調を崩したら、余計に近づかないと思います。
空気感染しないため、爆発的に感染するためには、「モノからモノ」といったイメージが浮かびます。(イメージのため、人をモノと考える場合もあります<(_ _)>)
西アフリカの場合ですと、エボラウイルスを持った人、遺体、食べ物と接触する機会を根絶することができないために、爆発的に感染が広がってしまったんだと思います。
日本の場合ですと、その可能性は低いとは考えられないでしょうか?
まとめ
エボラ出血熱は、咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等の疾患とは異なり、簡単にヒトからヒトに伝播する病気ではありません。病気に関する知識を持ち、しっかりした対策を行うことで感染を防ぐことができます。
と、厚生労働省の方も、しっかりとした知識を持てば、過度に怖がる必要はないと伝えていると思います。
「なんだ、じゃあ怖がらなくてもいいのか」と油断されても困るので、感染が広がる場合も考えてみます。
風邪を引きながら、エボラウイルスを持って発症した人がいるとします。(これが稀かもしれませんが^_^;)
その人がマスクなどをせず、くしゃみをして、その液体に触れてしまい感染してしまうことは十分に考えられます。
くしゃみを直接的に顔にかけられなくても、手について、その手で目をこすってしまったり、モノを掴んで食べたりすると感染する可能性はあるはずです。
くしゃみで移るなら、さきほどの厚生労働省の話と矛盾していないか?
と言われてしまいそうですが、直接液体に触れている点が、感染する原因です。
空気中にウイルスを飛散させる咳やくしゃみではうつらない、と考えてください。
ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。
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