薬物依存者はハイリスクハイリターンを求める傾向?研究結果
薬物に依存することは、大変に危険であり、将来の有望な時間を投げ捨てていると言えるでしょう。ある研究結果では、薬物依存を科学的に調べるために、マウスを使って面白い実験をしていました。人工的なカジノを作って、薬物依存のマウスがどのような反応をするのか調べる研究を紹介します。
脱法ドラッグや合法ドラッグなどが巷では流行っていたりしますが、軽い気持ちでやってはいけません。常習者の誰しもが、その入り口から入っているのです。
話が横道にそれる前に、本題に入っていきます。
研究結果
今回の研究結果は、日本の研究者によるものです。
事前の知識として脳は、決定する際に、以下のプロセスを通ります。
①頭の中に選択肢を作成する
②選択肢を選び、行動する
③経験をして、結果を評価する
以上のことを繰り返して、我々は生きています。これはマウスも人間も変わりません。
今回の実験では、薬物中毒(メタンフェタミンを常習させたもの)になったマウスと、そうでないマウスを用意しました。この2種類のマウスに、ローリスクローリターンのボタンと、ハイリスクハイリターンのボタンを用意しました。ローリスクのボタンは、14/16で、一つの餌が出てきますが、ハイリスクのボタンは2/16で7つの餌が出てきます。
薬物中毒のマウスは、普通のマウスよりもハイリスクハイリターンのボタンを押す傾向が強いことがわかりました。普通の生物では、先のプロセスを通るので、「結果が良いと続け、結果が悪いと変える」という行動が基本になります。しかし、薬物中毒のマウスでは、一度当たりを引くと、良い結果だけを追い求め、悪い結果を軽視するということが考えられます。
今回の実験では、薬物中毒のどのような物質がこのような結果を引き起こしたかまでは言及していませんでした。
何かに依存するという点では、ギャンブル依存症の人でも、同じことが言えるのかもしれません。
まとめ
今回の実験結果で言いたいことは、薬物中毒になったマウスは、正常な判断がしづらくなってしまったということを伝えたかったはずです。
薬物は、一時的な快楽のために、未来をどぶに捨てるような行為です。長期的な意識をもって、そういった魔の手には引っかからないようにしましょう。
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