仕事を終え、帰った後も仕事のことで頭が一杯…　このような状態で、落ち着いた生活をすることが出来るでしょうか?

　　なにをするにも、メリハリは必要です。

　　ここでは、上手く気持ちのON,OFFを切り替える3つの方法を紹介していきます。

1．　絶対に残業しない日を、週に一日でもいいので作る。

　　仕事ができる人にとって、仕事とプライベートは表裏一体、という考えです。プライベートが充実しているから、仕事にも真っ直ぐ取り組むことができます。

　　そこで一つの提案として、趣味を作ることをおススメします。既に趣味がある方は、必要ありません。仕事だけの人生では、人生の充足感が満ちないと思います。なので、趣味を持ちましょう。そしてその趣味を、「とことん」やりましょう。ここでの「とことん」は、突き詰めてやる!　ということです。例を挙げると、将棋が好きなら、将棋教室に通うとか、ダンスが好きなら、ダンスの教室に通うなど。技術、実力に磨きをかけることに力を注ぐのです。

　そうすると自然に仕事のことは頭から離れていきます。週に1回、何かの教室に通うなら、その日をノー残業デーとする。仮に何かの用事が、そこにブッキングしそうなら、趣味を優先しましょう。オフを徹底し、仕事とプライベートをどちらも充実させるということです!

2．　完全にオフの時間を作る

　　これも、仕事とプライベートのON,OFFをはっきりさせる考えです。これは言い換えると、仕事のことを忘れざるを得ない状況を作る、となります。

　　例えば、毎週となると難しいかもしれませんが、2，3か月に1回は、職場の人ではなく、大学や高校時代の友達と時間を過ごしましょう。

　　仕事の話はナシで、と決めて、昔に戻ってバカみたいな話に花を咲かすことができたら、それは素晴らしい時間だと思いませんか?

　　しばらく会っていない相手と会うのもいい方法です。適度な緊張感もあり、当時の話で盛り上がれるような相手なら、時間はあっという間に過ぎてしまうでしょうね。仕事が忙しい時期、相手と都合がいい時間を作ることは簡単ではないと思いますが、心には大きなプラスになります。

　　また、定番ではありますが、家族との旅行や、一人でどこか少し遠くに行き、違う環境に行くことも、リラックスにつながります。仕事と180度違った世界に身を置き、違った素の自分をさらけ出しましょう。時間が取れないときはどうしたらいいのだ？　という声も聞こえてきそうなので、忙しい日々でもリラックスできる方法を少しお伝えします。

　　まとまった時間がとれなくれもいいんです。通勤電車で自分の好きな作家の本を読むことでもいいですし、風景が見えるところでボーっと他愛もないことを考えたっていいんです。

　　仕事のことばかりに囚われると、一点にしか目が行きがちになってしまいます。上記のように、一度リラックスすることで、主観的な視点を、客観的な視点に切り替えることが出来れば、仕事もはかどりそうです。

3．　「退屈」を恐れない

　　休日は一日中ゴロゴロして過ごす!　という方は、こういった考えにはならないでしょう。(笑)ゴロゴロしている人は、仕事に十分に力を注いでいて、疲れ果てているのかもしれませんね。

　　さきほどは、趣味を作ることをおススメしましたが、休日一日中ゴロゴロしている日があってもイイと思います。人生の中で、なにか人生の転機になるような出来事は、そうそう起きません。悲観的にいってしまえば、人生は既に起きたことの連続です。「退屈」なものかもしれません。けれど、この「退屈」は、膨大な量あるので、これをすべて埋めようとするのは無理があります。

　　皆さんの周りには常にスケジュールが埋まっていないと落ち着かない人が、一人や二人いると思います。このような人は、スケジュールシンドロームといい、何も予定がない日を見つけると、焦りだすでしょう。全ての日、時間に予定を立てるのは非常にパワーのいることなので、予定を立てるだけで疲れ切ってしまいます。こういった心の持ち方では、人生を客観的に見ることはなかなかできません。

　　膨大な「退屈」と書きましたが、この「退屈」から、発見できることは沢山あるのです。何気ない風景、人の小さな気遣い、都会に咲く花など、小さな発見であっても、心にやすらぎを与えてくれるでしょう。　「退屈」なときは、来たる転機のための準備と考え、ゆったりと時間を過ごすことも必要ではないでしょうか。

　　以上が、リラックスする方法です。まとめてしまえば、

　　やるときはやり、やらないときは徹底してやらず、ほかのことを楽しんだり、気負って考えたりしない。ということです。