8月9日現在、西日本の多くのかたは、台風11号の影響を心配しているでしょう。

　もちろん、そうすべきです。しかるべき対応をみなさんしてください。

　しかし、8月7日に別の台風を気象庁は確認しました。

　名前はジェヌヴィーヴ。

　ハリケーンが勢力を増して一昨日(8月7日)台風になりました。

　ハリケーンと台風は同じようなものなんですが、経度の関係でハリケーンと呼んだり。台風と呼んだりします。

　今回は、東部太平洋で発生していたハリケーンが、西に進んで、台風として認識されました。

　前回(8月5日)に書いた記事では、ヨーロッパの情報では、台風11号が日本を横断！？みたいな記事を書きましたが、横断することはなさそうですね。

　ちなみに、8月9日現在の、ヨーロッパの気象情報からの11号の台風の推移をまたまたgifにしてみました。

8月9日現在の、日本周囲の西欧による気象情報、8月9日~19日まで。

　九州の南東部、四国の南西部に台風11号があるのが、8月9日午前9時の段階です。

　1コマ1コマは、1日刻みで進んでいます。10日午前9時には、鳥取県、兵庫県を直撃しそうですね；；

　そのあと、8月11日、12日あたりは、日本海にある台風の影響で、東日本や北日本にも大荒れの天気が予想されます。

　これから、台風11号が、日本に与える影響は大きいでしょうが、その後の気象情報を、米軍や西欧情報を元にお伝えしたいと思います。

　すこし太平洋側が広く見える図になっているのは、台風13号の行方を見るためです。

　3コマ目、8月11日午前9時ごろに、日本の真東に見えるのが、台風13号です。

　見え始めこそ、中心気圧が低く強そうですが、以降は勢力を落とし、太平洋側の東の方に消えていますね。

　米軍の予想でも、8月15日ほどには、台風の勢力が今のの半分以下になると予想されていますので、台風13号の日本への影響はなさそうです。

…しかし、完全に影響が出ないとは言い切れない気がします。理由は以下です。

　2014年08月07日 17:00 JST

台風13号（GENEVIEVE）はハリケーンから台風に変わりました。

東経180度（日付変更線）を越えてハリケーンから変わる「越境台風」は昨年の台風201314号以来となりますが、このような越境台風自体は、平均的に2〜3年に一個程度は存在するものです。

(中略)

誕生日は今から2週間も前の7月25日。生誕の地はハワイのはるか東。

そこから、2回も死にかけながらその度に復活し、延々と西に進んでついに日付変更線を越えました。しかも今になって勢力のピークを迎えているという、異例の粘りを見せていると言えるでしょう。

 

　2014年08月08日 12:10 JST

台風13号（GENEVIEVE）は猛烈な勢力にまで発達しました。

東経170度から180度までの過去の台風を地図で検索からざっと検索してみたのですが、中心気圧915hPaというのは、中心気圧だけを見るならこの地域で過去最強の台風のようです。

これまでの最強はおそらく台風200612号だったと思いますが、それをも上回る発達ぶりです。

デジタル台風: 2014年台風13号 より引用

　過去最強の台風らしいので、まだ日本に近くないからと言って、油断はできませんね。

　そして異例の粘り！

　消える消えると思わせておいて、ちゃっかり台風になっていますからね。

　2週間も前の低気圧がここまで来たから、万が一のことも考えられます。

　消えたと思ったときに、また勢力を伸ばしてやってくる、なんてこともあり得なくはないはずです。

　9割方は大丈夫なんでしょうが、一応台風13号の行く末も気にしていきたいと思います。

　ちなみに、このgifアニメは、8月19日午前9時までを予想しています。

　ですから、8月中旬の最初はは、台風の影響が続くでしょうが、その後は晴れた天気が続きそうですね＾＾

　もちろん、10日後の予想は外れる確率も高いので、あくまで目安として考えてください！

　台風13号のことを、いろいろとお伝えしましたが、当面は台風11号の影響に注意が必要ですね。

　大きな被害が出ないことを、心から願っています。

　また何か、台風関連の情報が入りましたら、お伝えしたいと思います。

　まとめ

　例年からすると、8月9月は台風の数が多くなります。

　まだ8月上旬ですが、台風11号や12号などの影響は深刻です。

　これから、まだ台風への警戒は必要になってくると思いますので、その都度気を抜くことなく、対応していきましょう。