アシュレイ・ジャッドの母親役が光る『ダブル・ジョパディー』
先日CS放送でモーガン・フリーマンとアシュレイ・ジャッドが出演している映画「コレクター」を観ました。二人とも若い!!それもそのはずこの作品が公開されたのは1997年。若いわけです。今日はその「コレクター」を紹介、ではなくて(笑)同じくアシュレイ・ジャッドが出演している『ダブル・ジョパディー』を紹介したいと思います。なぜこの映画なのかというと…「コンタクト」を観たら急に『ダブル・ジョパティー』を観たくなってしまったからです(笑)。
この作品はタイトルにある『ダブル・ジョパディー』=「二重処罰」、同一の犯罪で二度有罪にはならないという、アメリカ合衆国憲法修正第5条を題材としたサスペンスです。日本では2000年に公開された作品で、トミー・リー・ジョーンズとアシュレイが共演しています。この作品でアシュレイ・ジャッドはトップスターの仲間入りを果たしました。
あらすじ
平凡な主婦リビー(アシュレイ・ジャッド)は夫ニック(ブルース・グリーンウッド)と幼い息子と共に幸せな日々を送っていた。夫婦でセーリングに出かけたある日、夫のニックはこつ然と船から姿を消してしまう。リビーは殺害容疑で逮捕され、有罪となってしまう。身に覚えのない夫殺しの罪で投獄されてしまったリビーだが、服役中に驚くべき真実をつかむ。死んだはずの夫は実は生きており、リビーは罠にはめられていたのだ。
この映画を最初に観たのは飛行機の中でした、確か。しかも途中から。ちょっと気になったので後日映画館に足を運んだと記憶していますが、気になったにもかかわらず映画館では半分から先は爆睡してしまったことを鮮明に覚えています(笑)。決して面白くなかったという理由ではありません!すごーく疲れていたのだと思います。改めて鑑賞しましたが、やっぱりアシュレイ・ジャッドはお美しい。噂によると、この作品のヒロイン役はジョディ・フォスターの予定だったそうですが、急遽アシュレイが指名されたらしい。理由は分かりませんが、とにかくこの映画で知名度がグーンとあがったというから、とってもラッキーだったというわけすね。
さて、作品の内容はと言いますと、“サスペンス”というジャンルでとらえてしまうと少し物足りないかもしれません。途中、あれ?この先どうなるのかな、と思わせるところもあるのですが、なにせ物語の展開が早いので、ちょっと荒削りなところもあるし、謎解きの面白さは期待できません。サスペンスというよりはむしろ母親が子どもを取り戻すまでの“ドラマ”としてみると◎。子を持つ母親とはこれほど強くなれるのだ、と改めて母親の愛情深さ、偉大さを痛感できる作品です。夫への“復讐”よりもなによりも、子どもさえ取り返せればあんたなんかどうでもいい感が思いっきり出ています。賢く強い、そして美しい母親を演じるアシュレイ・ジャットの熱演は注目です。
そして忘れてはならないのがトミー・リー・ジョーンズです。仮出所したリビーの保護監察官役レーマンに扮しているのですが、ホントにアシュレイ・ジャッドを引き立てているのですよ、これが。これぞ名優の貫禄なのでしょうか。トミー・リー・ジョーンズのヒロインを引き立てる演技があってこそ、アシュレイ・ジャッドが注目を浴びたと言っても過言ではないと思われます。
サスペンス的には少し物足りないと感じつつも、なぜかどんどん引き込まれていき、最後まで飽きることなく鑑賞できる不思議な作品です。
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