洋服についてしまったしょう油やコーヒーなどの落ちないシミ。いつの間にか黄ばんでしまったお気に入りの白いシャツ。捨てる前に何とかならないものでしょうか。

近ごろは、わりとよく落ちるシミ抜き用洗剤なども売っていたりもしますが、できれば無駄な出費は省きたいものです・・・

そこで今日は、家庭にあるものを使ってシミ汚れを落とすための裏ワザを紹介したいと思います。

　襟についたひどい汗ジミにはレモン汁と塩

いつの間にか襟や袖についてしまった汗ジミ。洗濯機にかける前に処理をすることで落ちやすくなったりします。使うものは塩とレモン汁。洗面器に水を入れ、塩小さじ1～2とレモン汁1/2個分を加えて混ぜます。そこに汗ジミのついた服を入れ、一晩浸しておきます。翌日、洗濯機で通常の洗濯をします。

※色落ちが心配そうな色柄物に使う場合は、レモン汁を少なめにしてためしてみてください。

　黄ばんだ白いシャツがキレイに

木綿素材の白いブラウスやTシャツなどは、長い間保管しておくと黄ばんでしまいますよね。もう捨てるしかないと思われがちですが、黄ばみを落とす裏ワザがあります。それは煮洗いです。水を入れた大きめの鍋に洗剤を小さじ1～2ほど入れ、黄ばんだ衣類を20分ほど煮ます。その後水を加えてもみ洗いをし、よくすすいでから脱水します。これで黄ばみをかなり落とすことができます。

　靴下のガンコな汚れ、ニオイには・・・

靴下の頑固な汚れは普通に洗濯しても落ちません。やはり、少し面倒でも洗濯前に部分洗いすることでずいぶん違います。汚れがひどい部分に直接洗剤をつけて手もみ洗いしてから洗濯機で洗いましょう。

そして気になるイヤなニオイ。ニオイとりにはお酢が効果的です。洗面器に水を入れ、酢大さじ1を加えます。2～3時間ほどその液体に浸し、その後洗濯すればニオイがスッキリ。

　ひどい泥汚れをきちんと落とすコツ

泥汚れがひどい衣類をそのまま洗濯機に入れてしまったら、ほかの洗濯物に汚れが付着してしまう可能性も。泥汚れのひどいものを洗う時の大事なポイントは、まず泥を乾かすことです。そうすることで、ブラシや手などで簡単に汚れをこすり落とせるので、その後洗濯機で洗いましょう。

　シミには台所用中性洗剤が大活躍

中性洗剤がシミによく効くということは、わりと広く知られていますが、シミの原因が食べ物や飲み物の場合はホントによく落ちるので試してみてください。服のシミの裏にキッチンペーパーをあて、綿棒や古い歯ブラシなどに中性洗剤をつけ、シミ部分をポンポンとたたくようにして、洗剤をなじませます。洗剤をなじませた部分をぬるま湯に浸し、つまんでもみ洗いしてからすすぎます。この作業をシミが落ちるまで何度か繰り返します。

　落ないシミ、時間がたってしまったシミに

中性洗剤を使っても落なかったシミ、酸化してしまったシミには酸素系漂白剤を使ってみましょう。シミの裏にキッチンペーパーをあて、漂白剤をつけた綿棒か古い歯ブラシでポンポンとたたくようにしてシミになじませます。10秒ほどドライヤーの熱風を当ててから、シミ部分をぬるま湯に浸しつまんでもみ洗いし、すすぎます。これを2～3回繰り返してみてください。シミがかなり目立たなくなります。

　油性のシミにはクレンジングオイルを活用

女性の場合はファンデーションや口紅などを洋服につけてしまうこともしばしばありますね。そんな油性の汚れには台所用中性洗剤とクレンジングオイルを使ってみましょう。クレヨンがついてしまった子ども服にも有効です。衣類のシミの裏にキッチンペーパーをあて、洗剤とクレンジングオイルを同量ずつ混ぜた液体を綿棒や古い歯ブラシにつけ、ポンポンとたたくようにしてシミになじませます。その部分をぬるま湯に浸し、つまんでもみ洗いしすすぎます。これを2～3回繰り返し、最後に丸洗いをします。

参考：シミ抜き方法【シミ抜きレシピ】