インド映画の新境地『ロボット』
インド映画史上最高の37億円の製作費を投入し、国内史上最高のヒットを記録、そして世界興行収入100億円超を叩きだしたクション大作『ロボット』を紹介したいと思います。
才能あふれるタミル語映画のヒットメーカー、シャンカール監督がアニマトロニクス技術、CG画像、最新のメークアップ技術を駆使し、新たなインド映画に挑んだ作品で、主演は日本でも話題を呼んだ『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1998年)のラジニカーントが1人2役をこなしています。
あらすじ
ロボット工学者のバシー博士(ラジニカーント)は、自分の容姿にそっくりのロボット「チッティ」(ラジニカーント2役)を開発する。チッティは優れた学習能力と応用力を備えた超高性能ロボット。おまけに人間の感情までプログラムされており、やがて博士の恋人サナ(アイシュワリヤー・ラーイ)に恋心を抱くが「人間と機械は愛し合えない」とふられてします。失恋にショックを受けるチッティ、さらに博士の怒りをも買ってしまい、バシー博士の手で廃棄処分にされてしまう。バシー博士の恩師であるボラ教授が残骸を回収し戦闘用プログラムを埋め込み、チッティを冷酷なターミネーターとしてよみがえらせ…
アクションあり、ロマンスあり、笑いあり、そしてダンスが最高!ととにかく見どころ満載な作品です。それに加え、この作品ではテクニカルな面白さもたっぷり味わえます。作品に取り入れたCG画像や特殊メーク、そしてアニマトロニクス技術はハリウッドの第一線で活躍するスタッフを呼びあつめて製作されたことでも公開当初は注目されました。
インドと言えば映画産業が盛んなことでも有名ですが、その年間製作本数は何とハリウッドを超えて世界No.1を誇るというから驚きです。インドのムンバイには“ハリウッド”をもじった「ボリウッド」と呼ばれる映画撮影所がありますよね。
インド映画と言えば、ストーリーは訳がわからんけど、その作品の大半を占めている歌と踊りで楽しめるという印象なので、個人的にはやはりダンスシーンに魅力を感じました。
歌とダンスというインド映画の伝統とハリウッドの最先端技術のコラボ作品の『ロボット』。とにかく見どころ満載です!
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