今回は何見ようか悩んだあげく好きな女優に惹かれて見てしまった作品を紹介したいと思います。しかしすごくおすすめなのかというと、そうではありません（笑）。「幸せになるための27ドレス」「男と女の不都合な真実」「かぞくはじめました」などですっかりラブコメの女王として定着したキャサリン・ハイグルがバウンティ・ハンターへの道を歩み始めた主人公を演じた映画『ラブ&マネー』（２０１２年）。ジャネット・イヴァノヴィッチの世界的ベストセラー小説、ステファニー・プライムシリーズの「私が愛したリボルバー」を映画化したアクション・コメディです。

あらすじ
デパートの下着売り場で働いていたステファニー（キャサリン・ハイグル）は仕事をクビになり、その後なかなか仕事が見つからず、無職の状態が続いていた。あげくの果てに、借金のかたに愛車まで没収されてしまう。生活苦にあえぐ彼女は、胡散臭い従兄が経営する保釈金立て替え業社で働くことになった。そしてバウンティ・ハンターとしての初仕事は何と元カレの逮捕だった。

主演のキャサリン・ハイグルという女優さんですが、個人的にはどうしても海外ドラマの「グレイズ・アナトミー」で一躍有名になったという印象が強いのですが…ブレイクしたのは同じくテレビドラマの「ロズウェル−星の恋人たち」だったらしい。「ロズウェル」に出演していたのは、全く記憶にないのですが（笑）存在感のある女優さんであることは確かですね。芸歴は長いいらしいのですが、出演作がB級映画ばかりだったせいか、伸び悩んでいたそうです。私の見解だと「グレイズ・アナトミー」で注目され、その後ラブコメ映画に頻繁に出演するようになり、人気も上昇、だったのですが…どうやらそうではないようです。

キャサリン・ハイグルのお話はこれくらいにして、本題に入ることにします。この作品の感想はというと…。うーん、微妙です（笑）。まあ、ラブ・コメディですから、あまり内容は期待しないで見た方が楽しめると思います。冒頭で述べたとおり、私は主演のキャサリン・ハイグルが割と好きなので、観てみました。

そもそもデパートの下着売り場の店員がいきなりバウンティ・ハンター（賞金稼ぎ）になりますか！？いきなり銃とか扱っちゃうんですか！？しかも初仕事が元カレの逮捕ですって！？とツッコミどころ満載ですが、まあ、作り話ですから。贅沢を言わせてもらえば、そこまでふざけた設定ならとことんおふざけしてほしかったかなと。ちょっとすべてが中途ハンパな感じです。真の賞金稼ぎと言うよりは、まわりのイケメンたちが土壇場で助けに入り、事なきを得るみたいな。ひょっとしたらそこが狙いなのでしょうか。

キャストは個性豊かな面々が揃っていてなかなかよいです。特にステファニーに拳銃の扱いや武術を教えるベテランバウンティ・ハンター役のダニエル・サンジャタが光っていました。脇役ではありますがおいしいポジションです☆有名なところだと「プラダを着た悪魔」に出演していたらしいのですが、これまた記憶にナシ。イケメンなのに印象に残っていないなんて、もったいない（笑）。

ハードボイルド感もサスペンス感も薄い作品ですが、かる～い気持ちで見ると楽しめる作品。かもしれません（笑）。