底力を出したい時におすすめの映画『127時間』
人は誰しも人生の岐路に立たされるものです。そして大きくも小さくも決断をしなければならない時があります。けれど…その決断に迷ってしまうことってありますよね…。でも決めなければならない、しかしどうしよう…そんな時に決断の勇気をくれる映画『127時間』を紹介したいと思います。
映画『127時間』は青年登山家アーロン・ラルストンが体験した実話を映画化した衝撃のサバイバルドラマです。ロッククライミング中に事故に見舞われ、身動きが取れず絶対絶命の窮地に陥った青年が自力で生還するまでの127時間を描いた作品。監督は『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル。
あらすじ
2003年のある日、当時27歳だったアーロンはいつものように1人でロッククライミングを楽しむため、慣れ親しんだユタ州、ブルージョン・キャニオンへと向かう。彼は軽快に岩壁を登り始めたが、思いもよらず谷間で落下し、大きな落石に右手を挟まれてしまう。そこから身動きが取れなくなり、生と死の狭間に立たされたアーロンの壮絶な戦いが始まる。
誰にも行き先を告げずに出てきたアーロン、そして落下した谷底の回りに人が通りかかる気配は全くなし。まさに絶望的と言える状況の中、彼は決して冷静さを失わずにそこを抜け出す方法を懸命に考えるのです。たいていの人間ならば、半狂乱になってもおかしくない状況でアーロンはひたすら「生きる」ことしか考えていなかったようです。そして極限を迎えた彼が下した決断は…
人間の生命力ときたらもの凄いものだと思い知らされました。人は窮地に立たされると底力を発揮できるものですが、この作品を観て、強い意志があれば何でもできるのだ、と切々と感じました。いや、しかし、そうは言っても…もし自分がこの作品の主人公と同じ状況に立たされたら。想像するだけでも頭が狂ってしまいそうです(汗)。あまりにも衝撃的で思わず目を覆ってしまうシーンもありますが、青年が生き延びるための決断を下すまでの5日間と7時間=127時間。必見の価値アリの1本です。
アーロン・ラルストン本人のインタビュー映像
インタビューで彼は「あの状況で一番つらかったのは家族や親しい友人と離れたこと、会いたいという気持ちが力になった」と話しています。また、この作品で語られているのは、絶望的な状況の中でも力を与えてくれるのは“人とのつながりの大切さ”と言っています。ご本人のインタビューを見ると、作品で彼を熱演した「スパイダーマン」でおなじみのジェームズ・フランコがいかに見事に人物像を表現できていたかがわかります。
『127時間』公式サイトより
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