オキシトシンがアンチエイジングに効果あり?愛のホルモン!
最近少しずつ話題になってきているオキシトシン。自閉症の改善に役立つことが報告されたり、信頼のホルモンとも呼ばれたりしています。そんなオキシトシンが、2014年6月に公開された論文で、筋肉などに関するアンチエイジングに効果があることがわかりました。
そもそもオキシトシンとは?
オキシトシンは体内ホルモンの一種です。、授乳時や、誰かとハグしたとき、誰かと触れ合ったり、可愛いペットに触ったり、感動したときにも分泌されます。
いろいろな別名を持っているのも特徴的かもしれません。恋愛ホルモン、絆ホルモン、幸せホルモン…などなど。
これがあることで、ストレス耐性が増え、リラックス作用も確認されています。より、落ち着いた気分になれるはずです。
浮気に効果的というのもドイツの研究で明らかになっています。このホルモンがあることで、自分のパートナーではない異性が近づいたとしても、その異性が魅力的だったとしても、浮気まで発展しない実験結果が得られました。
さらにある実験では、オキシトシンを摂取した人々は、そうでない人に比べて、人を信じやすくなるという傾向があることがわかっています。誰かと良い人間関係を作っても、オキシトシンは分泌されるそうです。オキシトシンは、相手への愛情を増やし、相手との関係が円滑であると教えてくれるんですね。
また、自閉症の改善にも役立つ結果が報告されています。点鼻薬としてオキシトシンを摂取すると、以前よりも目を見て人と話すことが出来たり、IQテストを受けることが出来る様になったりしました。
以上の効果が欲しいと思う人がいるでしょう。外部的に摂取することも可能かもしれませんが、パートナーがいる人はパートナーと遊んだり、感動したりすることでオキシトシンを積極的に分泌させてはどうでしょうか。
しかし、若干の負の側面もあります。それは、仲良くなった人とより仲良くしてしまうので、他人に冷たくなる可能性です。あなたの周りに、知人とそうでない人がいると、知人とばかり仲良くしてしまう、といったものです。仮に船が沈没するなどの有事の際に、他人を助けづらくなる傾向が生まれるなどです。普通に生活している分には、大きな問題にはならないと思います。
アンチエイジング?
カリフォルニア大学バークレー校で行われた実験によると、老化による筋肉量の減少とオキシトシンが関係していることがわかりました。2014年に公開された論文では、マウスを使った実験でオキシトシンの量が、マウスの筋肉の老化を遅らせていることを発見したのです。
年老いたマウスに、オキシトシンを注射すると、たった9日後に、マウスの筋肉量が回復しました。老化によって衰えた筋肉を、オキシトシンがあることで若い筋肉に変えることができたということですね。オキシトシンは即効性があり、筋肉が回復した年老いたマウスの筋肉量は、若いマウスの80%ほどまで戻ったそうです。まだ、臨床試験は行われていなく、人間でも同様の結果が出ることは証明されていません。しかし、同じ哺乳類ですので、アンチエイジングの効果を期待することは十分にできると思います。
まとめ
これからまだまだ他のメリットが見つかりそうなオキシトシン。たしかに、少しのデメリットはあるかもしれないけれども、その恩恵は大きいはずです。誰かと結婚して、年老いてもラブラブな夫婦は、末永く人生を歩んでいくんでしょうね。
この記事は、newsmaxhealthの「’Love’ Hormone Oxytocin Fights Aging: Scientists」を参考にさせていただきました。
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