半分ほどの子供が感染すると言われるロタウイルス。

　感染力が非常に強く、下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。

　自分の子供から親への感染もしばしばあり、大人も注意が必要です。

　有効な予防策としてのワクチンの使用もあります。

　この予防接種の副作用はどのようなものがあるのでしょうか？

 

　ちなみに、ロタウイルスのロタはラテン語で「車輪」を意味します。

　電子顕微鏡で見ると、車輪のような形をしているため、ロタウイルスという名前がつきました。

　このページのトップの画像は、そのロタにあやかってみました＾＾

 

 

　子供の頃は、自家中毒の嫌な思い出くらいしか、体調を大きく崩した記憶はありませんね。

　点滴の針を刺すのも痛いし、病院で横になっているのも苦痛でした。

　それでも、点滴をした後はだいぶ楽になるんで、点滴は偉大です。

　どーも、akiraです。

　多くの子供が感染するロタウイルス。

　私自身ほとんどロタウイルスについて知らなかったので、軽くまとめて紹介したいと思います。

 

　ロタウイルスって？

 

　ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期（０～６歳ころ）にかかりやすい病気です。ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイル スが体内に入るだけで感染してしまいます。ふつう、５歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。大人はロタウイルスの感染を 何度も経験しているため、ほとんどの場合、症状が出ません。

　しかし、乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染したときに症状が強く出ます。 主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐（おうと）、発熱、腹痛です。脱水症状がひどくなると点滴が必要となったり、入院が必要になることがあります。 ５歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40～50％前後はロタウイルスが原因です。

厚生労働省 ロタウイルスに関するQ&Aより引用

 

　感染性胃腸炎の一つですね。

　ノロウイルスと同じような特徴があり、アルコール消毒ではロタウイルスを除去できません。

　もし、ロタウイルスを持っている人が嘔吐してしまったとします。

　アルコール消毒だけで済ませてしまうと、その場が乾燥するだけで、ロタウイルスが空中に飛散してしまいます。

　塩素系の消毒剤でしっかりと拭くなどして、適切な処理をしましょう。

　少ないウイルスでも症状を起こすのが、ノロウイルスもロタウイルスの嫌なところですね^_^;

 

 

　ノロウイルスよりもロタウイルスのほうが、症状が長く、下痢や発熱が続くことが多いようです。

　調べてわかりましたが、「薄い白色のような下痢が出る」のが、ロタウイルスの大きな特徴のようですね。

　子供の多くがかかりますが、病院に行き適切な治療を受ければ、ほとんどの場合は重症化せずに症状は治まります。

 

　潜伏期間

 

　感染から発症までは、1~3日と言われています。

　多くの場合は、1，2日の間に症状が出始めます。

 

　検査方法

 

　病院に行き糞便を検査すれば、ロタウイルスに感染しているかどうかを確認することができます。

　しかし、欠点を上げるとすれば、糞便に十分な量のロタウイルスがいない場合、完全に見分けられない状況もあり得ます。

　これは、糞便に十分なロタウイルスがいないことが考えられます。

　この検査をして、ロタウイルスに感染していると言われれば100％感染確定ですが、検査結果がロタウイルスの感染を示さなくても、ロタウイルスに感染している可能性はあるということです！

　…少しくどくなりましたが、症状が疑われる人が、ロタウイルスにかどうかを確認する手段の一つとして、よく使われています。

 

　ワクチンについて

 

　ロタリックスとロタテックの2種類が、日本では一般的です。

　どちらも、複数回受ける必要があり、値段は合計で2万円以上することが多いです。(地域によって差があります。)

　決して安い値段ではないですが、予防する手段はしっかりとあるんです。

 

　副作用についてですが、重症化のリスクはほぼないようです。

　気になる副作用ですが、重篤なものはありません。
　ロタリックスでは、咳や鼻水が3.35%、発熱が1.38%、刺激に対して敏感になるのが7.28%、下痢が3.54%、嘔吐が1.57%でした。

All About ロタウイルスワクチンの効果・接種方法 より引用

　乳児期に摂取するのが基本で、大人は誰しも1度は感染し体内で抗体ができあがっているので、改めて予防接種する必要はないでしょう。

 

　ワクチンを打つかどうかは、親の意向次第ですが、私個人としてはワクチンを打つことをおススメします。

　理由としましては、重症化のリスクを減らすことができるのと、重症化した場合の医療費が大きいことです。

　前者は当たり前ですが、仮に入院するとなったら、ワクチンを打つよりも高い医療費が請求されると考えられます。

　それなら、事前にお金を払った方が、子供の体のためにも、将来の家のサイフのためにも、予防接種したほうがいいと思います。

 

　まとめ

 

　ロタウイルスは、年を越した1月から3月に発症が多いです。

　大人も、体が疲れていたりして免疫力が落ちていると、感染する場合がありますので、普段から健康体でいる意識を忘れないようにしましょう！

　仮に子供がロタウイルスに感染し、嘔吐物や糞便を処理することがあると思います。

　そのときはマスクなどをして、塩素系のものでしっかり除菌することで、2次感染を防ぐべきですね！

 

　ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。