暑い日が続きますね。

　天気のいい日に、ずっと外にいて、紫外線の影響が気になる方。

　忙しさと暑さで、夏バテになっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

　健康な体は、睡眠と運動と食事から成り立っていると言われています。

　なかでも食事は、食べたものが直接体作りをしているわけですから、

　健康な食事をすれば、健康な体へと変化していくでしょう。

　今回は肌の健康に大きく関わる食べものを紹介します。

　進んで食べる習慣を身につければ、

　あなた自身が美肌効果を感じることが出来るようになるはずです。

　サーモン、イワシ、カキなどの、オメガ-3 脂肪酸を多く含む海鮮食品

　魚が健康的な食品というのは、皆さん何となくイメージできるのではないでしょうか?

　昔の日本は、魚をたくさん消費していました。

　それが一度、世界で一番長寿の国であったことと関係している説も有力です。

　特に肌に関係する魚は、オメガ-3脂肪酸が多い魚介類です。

　脂肪とつく言葉を聞くと、少し抵抗感を覚えるかもしれません。

　しかし、あなたの身体に必要な、重要な栄養素の一つです。

　この栄養素が足りないと、悪いことだらけです。

　慢性的な皮膚の病気、肌の老化、湿疹などを引き起こす原因ともなりえます。

　さらに、カキには、オメガ3脂肪酸のほかに、亜鉛が多く含まれています。

　この事実はテレビなどでも取り上げられ、ご存知の方も多いと思います。

　亜鉛は、要らなくなった細胞を取り換え、新しい細胞を作ります。

　肌のトラブルが起きたときに、新しい細胞を作って肌を正常に戻します。

　このときに亜鉛が必要な分あると、綺麗な肌を作ることが出来るでしょう。

　さきほどの肌のトラブルには、ニキビも含まれます。

　けれども、亜鉛の取りすぎは、ニキビの原因になることもあります。

　女性にはそれほど関係ありませんが、亜鉛は男性ホルモンであるテストステロンの生成に関わっています。このテストステロンは、女性でも男性の1割程度作られて、皮脂の生成に関係します。亜鉛の取りすぎで、このテストステロンが過剰に分泌されてしまいます。皮脂が作られ過ぎて、ニキビが出来る結果になります。これはホルモンバランスの異常でも起こります。思春期の男の子にニキビができるのもこのせいです。一般的に亜鉛を取りすぎている人は少ないと思います。

　亜鉛はいらなくなった肌の細胞を新しいものにしてくれる成分!　と考えるようにしましょう。

　大豆イソフラボンを含む食べ物

　大豆に含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロジェンに関わり、コラーゲンの再生を助けます。大豆製品である、納豆、豆腐、豆乳などに多く含まれています。味噌は、先の3つに比べると少なめです。

　コラーゲンは、肌の「はり」や「つや」に大きく関係します。コラーゲンを食品として摂取しても、それは消化の過程でアミノ酸に変わります。このアミノ酸を再びコラーゲンを体で作るために、エストロゲンが必要になってきます。

　ある研究で、紫外線を日常的に浴びている人を調査しました。大豆イソフラボンを積極的に取った人とそうでない人では、しわの数に差があったそうです。人間の細胞は、常に移り変わっています。新しく若々しい細胞が肌に作られる環境を整えることで、美しい肌へとつながります。コラーゲンの減少は、30代から急激に始まります。若い間から大豆製品を取ることで、若々しい肌を保って、いつまでも綺麗な肌でいましょう。

　柑橘類 ビタミンCが豊富

　ビタミンCも、コラーゲンの生成に一役買っています。

　もしあなたが、全くビタミンCを摂取しなかったとします。

　すると、体内で正常にコラーゲンが生成されずに、肌がボロボロになってしまうでしょう。

　極端な例ですが、正常にコラーゲンを作るのにビタミンCは不可欠です。

　肌の基本的な構造を作るのに必要なタンパク質がコラーゲンです。

　このコラーゲンを作るのに必要な成分が、ビタミンCということです。

　しかし、次のことを忘れてはいけません。

　ビタミンCを多く踏んでいる柑橘類は夜食べるべきです。理由は、柑橘類には微量ながら「ソラレン」という物質が含まれているからです。これは肌への紫外線の吸収を、助けてしてしまいます。紫外線はシミのもととなってしまいますので、できるだけ避けたいですよね。

　じゃあ柑橘系はお肌のことを考えると、摂取しないほうがいいのか?

　答えはNOです。

　このソラレンが、摂取してから紫外線を吸収しやすくする時間帯があります。だいたい摂取してから2時間後から8時間後の間です。だから、夜取れば、必要なビタミンCもとれて、ソラレンも悪さをしない!　ということです。

　まとめ

　このほかにも、美肌に関する食べ物はまだまだあるでしょう。肌は、人間の中で最も大きい器官です。こう考えれば、健康にいい食べ物は、ほとんど肌にいい食べ物と思えるのではないでしょうか。もちろん、今回紹介した食べ物を、ただ食べていればいいわけではありません。

　適度な運動と、十分な睡眠があれば、完璧だと思います。

今回の記事は、Lifespanの「12 Foods For Better Looking Facial Skin」を参考にさせていただきました。